キョウチクトウ
キョウチクトウ科キョウチクトウ属
食堂エリア
一言で危険です。全身に毒を含みます。この木で作った箸を使ってご飯を食べた人が死んでしまったケースもあります。
そんな怖いイメージとは裏腹に鮮やかなピンクの花を6月に咲かせます。その名は、細長い葉がハサミ(夾)や竹に似ていることからつけられたといわれています。「桃」はその花の色を指します。

キョウチクトウの花
じつに不思議な形をしています。ねじれてしまったかのような花弁。これは、後ろにも写っているねじれたつぼみの名残でしょうか。そして、よく見ると雄蕊も珍しい形です。先が二股に分かれ、さらにそれが根元ではくっついてますね。

キョウチクトウの実
不思議なのは花だけではありません。。そう、実こそ本当に日本の木なのか疑わしいほどです。だが、ここで驚いている場合ではなく、中は縦に二つの部屋に分かれていて、中を開けると...

キョウチクトウの種
中には大量の綿毛が入っています。これはキョウチクトウ科に多い特徴でもあり、たとえばこれの仲間のキジョランは丸い実のなかに大量の綿毛を忍ばせています。